1歳前後あたりから指差しを行う子どもが多くなると言われています。
1歳半健診には指差しの項目があることが多く、「うちの子、まだ指差ししない…」と不安に思われる方もいるかと思います。
わたしもその中のひとりでした。 息子は1歳2ヶ月時点で言葉は出ているものの指差しを全くせず、支援センターで1歳にもなっていない子が指差しをしているのを見て、一人で落ち込んでいました。(今考えるとそのくらいの個人差はありますよね)
そこから色々調べ、本で楽しみながら指差しの練習を始めました。 この記事では1歳半健診に向けた指差しの練習におすすめの絵本を紹介します。
指差しの練習に効果的だった絵本3選
きんぎょが にげた
息子が興味を持ち、楽しく指差しの練習ができたのが五味太郎さんの「きんぎょが にげた」です。
1歳半を過ぎた今も大活躍しています。
この本は見開きのページの中に赤い金魚が隠れており、それを探し出すという内容です。序盤は簡単なところに隠れていますが、ページが進むにつれ難しくなっています。とはいえ、幼児向けの絵本ですので、1歳半になる頃にはあっという間に金魚を指差してくれるようになりました。
この本は1歳4ヶ月からはまり、私や夫が「金魚はどこどこ〜?」というと、嬉しそうに金魚がどこにいるかを教えてくれます。
タッチペンで音が聞ける!はじめてずかん 1000
言わずと知れたあの本です。
この図鑑は動物や乗り物、食べ物などのカテゴリ別に写真が載っており、付属のペンでタッチすると物の名前を読み上げてくれます。
また、歌や動物の泣き声なども収録されていて、一人でも遊んでくれるパパママの強い味方です。値段はそれなりにしますが、元がとれているくらい読んでくれています。
成長に合わせた指差しの練習ができるのが最大の特徴です。 わたしは下記の使い方をして指差しの練習をしました。
①初めは私が「これはブー(車)」や「これはワンワン(犬)」などと指差しで伝える
②指差しができそうになる頃には「ワンワンはどれ?」と子どもが指差しをして答えてくれる
我が家は1歳の誕生日プレゼントとして生後11ヶ月時に購入しました。初めはなんのことやらわかっておらず、タッチペンもうまく使いこなせずにイライラしていたのですが、見る見る上達し、1ヶ月程度でタッチペン名人になっていました。「物に名前がある」と理解したのもこの本のおかげかなと思っています。
ころりん・ぱ!
この絵本は4つのコースを指先を使って、本の中に埋め込まれているボールを道筋に沿って動かす絵本です。 指先が器用になればと思い、息子が11ヶ月になる頃に購入しました。コースの中にカーブがあったり角があったりするので、指さしだけでなく指先のトレーニングにも最適です。
赤ちゃんが好きなものがつまった一冊で、「ぐるぐる」や「かくかく」など色々な言葉をかけてあげて丸い「ころりん」を動かすと、目を輝かせて喜びました。
外出先でも本を取り出すだけで、集中して遊んでくれるのでよく持ち歩いていました。
実際の1歳半健診、指さしはどうだった?
私の地域の1歳半健診のチェック項目は以下でした。
- 積み木(手のひらサイズのものが3つ)をつめるか
- 色鉛筆を使い、紙に殴り書きできるか
- イラストやキャラクターを見て指差しができるか
どれも練習したものばかりでしたが、人見知り・場所見知りを発動し、母から離れようとせず練習の成果及びませんでした(笑)
ただ、保健師さんにもよるのか、判定はとてもゆるゆるで、お家ではできることを伝えると特に引っかかりもせず、平和に終了しました。 後で別の保健師さんに聞いたところ、そのようなお子さんも多いので、気にしなくても大丈夫とのことでした。
まとめ
指差しの練習におすすめの絵本を紹介しました。
指差しについては1歳半健診が目安とはなりますが、子どもの成長には個人差があるので、たとえできなくても焦ることはありません。
結局、息子は1歳2ヶ月の終盤くらいに指差しを始めましたが、過ぎてみて言えることは、1歳半までの1ヶ月は特に成長が著しい時期でした。言葉もそのあたりから爆発し、昨日できなかったことが今日できた!ということがたくさんありました。貴重な時期なので焦らず見守ってあげてることが大切だなと思いました。
今回は指差しの練習に効果があった絵本を紹介しましたが、これ以外の絵本でも効果があるものはきっとたくさんあるかと思います。
子どもの興味を大事にしながら、お気に入りの一冊に出会えるといいですね!